お久しぶりです。
最近ハードオフのジャンクコーナーで色々漁っていたら、HB-101が4400円で売られていました。
HB-101とは、SONYが1984年に販売したMSX(PC)らしいです。HBは多分HIT BITの略。詳しいことは知りません。
状態は、
・起動確認済
・ゲーム起動確認済
・キーボード一部欠損
・側のネジ一部欠品
・スティック欠品(本来矢印キーの中心にアケコンのレバーみたいなのがあるらしい)
でした。
帰宅してさっそく電源をONにしてみたところ、メニューが表示されました。
いきなりコマンド打ち込む画面が表示されるかと思ってたんですけどメニューあるんですね。
で、MSXといえばゲームとBASICでのプログラミングですね。
私は、一応学校の授業とプチコン(DSとかSwitchでBASICプログラミングができるゲーム)でちょこっとだけ書いたことがあります。あと一応普段はC++でプログラミングしてます。
さっそく、プログラムを書いてみましょう。ということでRETURN(Enter)キーをプッシュ。
......反応しません。
調べてみると、内部を清掃すると直るらしいです。
ということで分解。
......の前に普段は内部構造を調べます。
しかし、分解してるブログや動画はヒットしませんでした。
なので、慎重に分解していきます。
まずは、ネジ外し。
ネジを全て取り外したら、慎重に開けていきます。
開きにくいのにケーブルが短いので、気を付けながら開けましょう。
OPEN
......した時の写真はケーブルが短くちゃんと中身を見れなかったので、ケーブルを外してから。
(ちなみに撮り忘れました。その21の最後の方に写真を載せておきました)
次に、画像に写っているケーブルを取り外します。
フレキ(1枚目の白いやつ)は断線したら面倒なので気を付けて取り外しましょう。
ちなみに、フレキがキーボードのケーブルで、赤白のケーブルは電源ONにした時に点灯するランプのケーブルです。
なので、動作テストする時はフレキだけ接続すればOKです。
万が一フレキが破損した場合は、頑張って修復するか、同じやつを探して買うか、リード線を用意して直接繋いでください。幸い端子が上の方にあるのではんだ付けしやすいです。
取り外しました。
キーボードのネジを取り外していきます。なめないように気を付けてね。
取り外し後がこちら。
とりあえずティッシュにアルコールをしみこませて接点をふきふきしていきます。
吹き終わったら組み立て。
電源を入れて先ほどのBASICのところにカーソルを合わせてRETURN。
すると、入力画面へと進みました! やったね!
しかし、反応したキーはこれだけでした。
おおーっとここで体力が枯渇! 今回の修理はここまでです!
今後の修理の方針につきましては、
反応するキーの接点ゴムを反応しなかったキーの接点(基板側)に押しつけて、反応しなかったらフレキケーブルや基板を調べてみる。
反応したらキーボードの接点ゴムに導電性接着剤でアルミを貼り付けてみる。(消耗して抵抗値が上がって通電しないことがあるらしい)
または、別途キーボードを購入し、乗っ取る。キーボードの基板がフレキではなく板なので乗っ取りは簡単です。このような設計にしたSONYに感謝しましょう。
またやる気が出たらどうにかしてみて記事書いて投稿します。