こんにちは。
前回はお恥ずかしいミスをして失態を晒してしまいましたが、今回は気を取り直してPCに保存できるようにしていきます。
まずは、作ったケーブルを見てみましょう。
DIN8ピン(MSXに差し込む側)の音声が出る部分に黄色、入る部分に赤、GNDに黒を繋いでいます。計3本の線で成り立っています。
そして、真ん中で切断したオスオスのオーディオケーブルの片方に黄色を、もう片方に赤を繋いでいます。更に、オーディオケーブルのGND(被覆に包まれてない線)を黒に繋ぎます。
そして、黄色が繋がっているオーディオケーブルの端子をライン端子に、赤をスピーカー端子へと繋ぎます。
ここで注意。
赤をオーディオケーブルのR側に繋いだ場合、黄色もR側に繋いでください。
そうしないと、R側にしか音声が無いのに、L側の音声(無音)を出力してしまったりします。
繋ぎ終わったら、Audacityを起動します。
使い方は、赤丸で録音、右向きの三角で再生です。
録音する前に、オーディオ設定を見ておきましょう。
再生デバイスをスピーカー(またはヘッドホン)、録音デバイスをライン入力に変更してください。
それに加え、両方の音量を最大まで上げてください。
あとは、MSXにDIN8ピンを差し込んでcsaveコマンドを打ち込み、赤丸をクリックした後RETURNキーを押します。
上手くいっていれば、このように波形が表示されます。
上手くいかなかった場合は、音量やケーブルを確認しましょう。
次に、MSXで読み込みます。
cloadコマンドを打ち込み、RETURNキーを押します。
その後、再生ボタンを押します。
何故かファイル名の最後の方の文字が消えてしまっていますが、現在原因は不明です。
読み込めたらlistで表示してみましょう。
上手く読み込めない時は、音量を上げて保存し直してみてください。
最後に、WAVにエクスポートして管理、配布できるようにしましょう。
左上のファイルをクリックし、エクスポートにカーソルを合わせた後、WAVとしてエクスポートをクリックします。
その後、名前を付けてエクスポートします。
完了したら開いて読み込んでみましょう。
先ほどと同じようにcloadを実行し、再生します。
上手くいかない場合は、再生ソフトの音量を確認しましょう。
読み込めたら、PCを使って読み書きする環境の完成です。
もしかしたら保存失敗、なんてこともあるかもしれないので、上書きせずにこまめにファイル分けしましょう。
管理が面倒だったりHDD、SSDが壊れて消えたら嫌だなって方はバージョン管理ツールを使いましょう。公開も楽になりますしね。
夏休みの5日ほどを使ってMSX(HB-101)の修理とプログラムを保存する環境を作ってみましたが、とても楽しかったです。
MSXをお持ちの方は、このような環境を作り、再びプログラミングしてみませんか?
お持ちでない方は、私のように購入し、環境を作ってプログラミングしてみませんか?
おまけ
今年の3月にベルトレスのFDDが発売されたみたいです。お値段約3万円。